ピルに対する抗てんかん薬の影響について
2022年9月5日
女性のてんかん患者さんから「月経痛に対してピルを服用しているが、抗てんかん薬を飲んでも大丈夫ですか?」と質問がありました。
抗てんかん薬は多種ありますので、調べてみますと、ピルの薬効を妨げる可能性がある抗てんかん薬はカルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール、ラモトリギン、トピラマート、ペランパネルでした。
ピルとの併用で血中濃度が下がり、抗てんかん作用が低下する可能性が高いのはラモトリギンでした。
ラコサミド、レベチラセタム、バルプロ酸ナトリウム、ゾニサミド、クロナゼパムはピルと併用しても特に影響はないとのことでした。
※カルバマゼピン(商品名:テグレトール)、フェニトイン(商品名:アレビアチン)、フェノバルビタール(商品名:フェノバール)、ラモトリギン(商品名:ラミクタール)、トピラマート(商品名:トピナ)、ペランパネル(商品名:フィコンパ)、ラコサミド(商品名:ビムパット)、レベチラセタム(商品名:イーケプラ)、バルプロ酸ナトリウム(商品名:デパケンR, セレニカR)、ゾニサミド(商品名:エクセグラン)、クロナゼパム(商品名:リボトリール、ランドセン)