頭痛の患者さんに脳腫瘍が認められた例も。自己判断に頼らず専門医に相談を。
2020年11月20日
クリニックを開院してから、約9か月間で頭痛を症状として治療を行った患者さんは51人おられました。
そのうち、てんかん発作の前後に認める症状として頭痛を訴えた患者さんが10人でそれ以外の41人の患者さんはMRI撮影の結果、脳腫瘍が1例で40例は器質性病変を認めず、群発頭痛3例、ストレスが原因の頭痛が37例でした。
てんかんによる頭痛をのぞく41例中、脳腫瘍が1例認められたことから、診察による神経学的検査に異常所見がない場合でもMRIを撮影して頭蓋内病変の有無をチェックしておいた方がよいと思います。
またコロナ禍で日常生活にストレスが強くなり、緊張性頭痛と思われる頭痛でお悩みの方が増えています。
頭がズキズキするような痛みではなく、頭重感のような違和感がある方も大したことはないと自己判断をなさらずに一度、ご来院ください。