てんかん治療の森野クリニック・東京新橋

脳神経外科 内科 外科|森野クリニック

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院長ブログ

てんかんと新型コロナウイルス感染症

2021年2月8日

世界中で新型コロナウイルス感染患者数が増加し、てんかんの持病をもつ患者さんはてんかんが感染症を重症化するリスクになるのでは?ととても不安だと思います。それについて米国のEpilepsy foundationのサイトに質疑応答形式で記載されています。そのポイントを記します。

Q1.てんかん患者さんは新型コロナウイルス感染症に罹患しやすいでしょうか?

てんかん以外に健康上の問題(糖尿病、心臓または肺の基礎疾患がある。)がある場合を除いて、てんかんのみの場合は新型コロナウイルス感染症に罹患しやすい、あるいは重症化しやすいということはありません。

Q2.抗てんかん薬の服用により、新型コロナウイルス感染のリスクが高くなりますか?

ACTH療法、ステロイドなどの使用を除けば、抗てんかん薬のみの使用でコロナウイルス感染のリスクが高まるということはありません。

Q3.新型コロナウイルス感染症に感染した場合、発作頻度が増加する可能性がありますか?

新型コロナ感染症に感染した場合は発熱が認められるため、ほかの感染症と同様に発熱により、発作が起こりやすくなります。一方、集団発生した他国からの情報によると新型コロナウイルス感染症、そのものがてんかんを悪化させるリスクは低いとされています。むしろ未だ解明されていないことが多い新型コロナウイルス感染症に関して不安や心配が多くなるので、これらが大きなストレスになり、てんかん発作出現の誘因となります。