患児の母親が診断したWest症候群
2021年7月26日
今回はWest症候群について述べたいと思います。先日、生後8か月の女児のお母さんから「娘が生後7か月時よりお座りしていて、急に床に顔をぶつけるような勢いでカクっと前方へ倒れるようになったので、近くの大きな病院の小児科へ行きましたが、大丈夫だ……
クリニックで診療した中で感じたこと、患者さんから尋ねられたことなど、このブログに折々つづっていきたいと思います。
今回はWest症候群について述べたいと思います。先日、生後8か月の女児のお母さんから「娘が生後7か月時よりお座りしていて、急に床に顔をぶつけるような勢いでカクっと前方へ倒れるようになったので、近くの大きな病院の小児科へ行きましたが、大丈夫だ……
抗てんかん薬の副作用として、最も医師を悩ませるものとして精神障害があります。 抗てんかん薬にはうつ病性障害などの気分障害や統合失調症のような幻覚妄想状態を誘発する作用があります。いったん精神症状が出現すると薬の量や種類を変更しても、すぐに治……
今回は抗てんかん薬の副作用として、最も注意が必要な皮膚疾患であるスティーブンス・ジョンソン症候群<Stevens-Johnson症候群>(SJS)についてお話します。 SJSは一般的には薬または感染症によって発生しますが、原因となる薬剤は抗……
抗てんかん薬の副作用として、「めまい」や「ふらつき」などの中枢性のものが最も頻度が高いですが、そのほかで意外と頻度が高いものに、今回お話する高アンモニア血症があります。 原因となる薬剤はバルプロ酸ナトリウム(商品名はデパケンR、セレニカRな……